先日、Raspberry Pi 2BをKSYのRaspberry Pi Storeで購入しました。
それで早速公式サイトにあったPidoraを入れてみようと思ったのですが、どうやら2014年で更新が止まっているようで、Pi2Bでアーキテクチャも変わったし使えなさそうな様子。検索したら公式フォーラムにPi2B用のFedora 21 Remixが有ったので使ってみることにしました。
Fedora 21 REMIX for Raspbery Pi 2B
用意されているのはKDE.LXDE,XfceとMinimalで、デスクトップ環境付きのものは最低8GBのSDカード容量が必要です。Minimalは2GB有れば足りるみたいです。今回はXfceを使ってみます。
Windows、LinuxどちらでもSDカードへの書き込みは出来ますが、せっかくなのでLinuxでやってみます。Windowsはxzを解凍した中身をwin32diskimagerでSDカードに書き込むと良いそうです。
ホストがWindowsなので、VMware上に用意したLinuxでSDカードを準備してみます。
まず、以下のリンクからお好みのイメージファイルを任意の場所にダウンロードしておきます。
http://www.digitaldreamtime.co.uk/images/Fidora/21/
$ wget http://www.digitaldreamtime.co.uk/images/Fidora/21/20150301/Pi2B-Fedora-Xfce-armhfp-21-5-20150301-1-sda.raw.xz
ダウンロードしている間に、SDカードを準備します。パソコンにSDカードを挿入し、VMwareの取り外し可能デバイスからゲストOSにSDカードリーダーを接続します。自動的にマウントされたらアンマウントして、fdisk -l等のコマンドでSDカードの場所を探します。
# fdisk -l
自分の場合、/dev/sdbにありました。以降読み替えてください。
次に、SDカードへダウンロードしたraw.xzファイルを書き込みます。ダウンロードしたイメージファイルのある場所に移動して、以下のコマンドを実行します。また、書き込む前にもう一度SDカードのパスが合っているか確認してください。
# xzcat Pi2B-Fedora-Xfce-armhfp-21-5-20150301-1-sda.raw.xz > /dev/sdb -v
-vオプションは進行状況を表示してくれます。書き込みはだいたい10分で終わりました。
終わったら早速SDカードをRaspberry piに挿入して起動します。
起動するとすぐに使えるようになっているので、まずはログインします。
デフォルトのrootパスワードは
fidora
です。
ここからはロケールやタイムゾーンを設定しますが、Linux初心者なので手順に自信がありません。再起動しまくってますが、設定を適用させるもっと簡単な方法が有るんだろうと思って書いてます。
まず、タイムゾーンを変更します。timedatectlコマンドを使います。
# timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
次に、日本語キーボードをつかっているのでキーマップをjp106にします。
localectl set-keymap jp106
その次はロケールをja_JP.UTF-8にしたいのですが、ここで変更してしまうとランレベル3で初回起動した際に出るinitial setupが豆腐化してしまったので、先にランレベルを3にしてセットアップを済ませます。
# telinit 3
こんなのが出てくるので、とりあえず2番のタイムゾーンとRootパスワードを変更してContinueしました。
念のため再起動した後、ロケールを変更します。
localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
再起動したら、ログイン画面が日本語になってます。
もし、Xfceを使っていてログイン後が英語のままだった場合、Applications Menu > Settings > session and setupのSessionタブにあるClear saved sessionsをクリックしてセッションをクリアしたあと、ログインしなおすと日本語になってると思います。
個人的にはセッションの保存は必要無いかなと思ったので、セッションと起動の一般タブにあるチェックは全部外しちゃいました。
あとは一般ユーザー追加したりyum updateしたりすれば大丈夫かな。
こんなかんじでRaspberry PiもFedoraもXfceも初めてなLinux初心者でもどうにかなりました。何かあったらまた記事にします。